教育ローンを考える前に、教育ローンより金利が低めに設定されている奨学金を利用できるかどうか検討してみましょう。
子供の教育費は何とか親が用意してあげたいものですが、教育費を積み立てていても足りない場合は、奨学金や教育ローンを利用すると良いでしょう。
親が全額負担しなくても、在学中は金利返済だけにして、子供が社会人になってから元金返済を子供に託すという「親子リレー返済」という方法もあります。
子供の教育費ばかりにお金をかけて、親の老後費用がなくなってしまったなんてことのないように、教育ローンなどを利用して計画的に乗り切りましょう。
また、教育ローンを考える前に、奨学金を利用できるかどうか検討してみましょう。
奨学金にはいろいろな種類があります。
まず公的機関の奨学金は、独立行政法人日本学生支援機構(旧・日本育英会)が実施している奨学金です。
日本学生支援機構の奨学金は無利子の第一種奨学金と有利子の第二種奨学金があります。
無利子の第一種奨学金を利用できれば良いのですが、こちらは子供の成績が優秀であることと親の年収の上限があります。
第一種の条件に当てはまらない場合は、第二種の利用になります。
第二種にも、学力と保護者の年収の上限などの条件を満たさなければいけませんが、第一種の条件よりは緩めの設定になります。
利子の利率は、年1.3%です。
(平成19年1月現在)
日本学生支援機構の奨学金は大学または大学院、短期大学、高等専門学校、各種学校などに利用が限定されます。
もっと早い時期に教育費を用立てる必要があるのでしたら、教育ローンを利用することになります。
民間の教育ローンですと、幼稚園からのすべての教育費に対応できます。
他にも各大学の奨学金制度や地方自治体、民間企業などよる奨学金制度がありますので、インターネットなどで調べてみてください。
教育費を家計でまかないきれない現実が見えてきたとき思いつくのが、教育ローンと奨学金。
教育ローンは、名前にローンとついているだけに、借りた金額に利子をつけて返済していくシステムだ、というのは容易に想像できます。
では、奨学金はどうなんでしょうか?
一口に奨学金といっても、多種多様。
公的なものから各自治体や民間企業が運営するもの、学校が独自に設けているものなど、実に3000以上の奨学金制度があるといわれています。
まず、もっともポピュラーところで、日本学生支援機構が取扱っている奨学金制度。
無利息の第一種奨学金と、利息付の第二種奨学金の二つの制度を設けています。
学費を免除してくれるような奨学金はどこが取扱っているのでしょう?
成績優秀な学生が在籍してくれることでプラスになるのは、学校本体です。
ですから、学費は学校側で負担しますから是非我が校に、と招きいれる形で学費免除の奨学金制度を行っているのは、学校です。
ただ、すべての学校で学費免除の奨学金制度を設けているわけではないので事前に調べておく必要があります。
また、相当額の学費を一部、場合によってはすべて免除してくれるわけですから、それに見合った実績がなければいけません。
それも受験シーズンに入ってからの成績結果だけではなく、少なくとも高校3年間優秀な成績を修め続けていなければなりません。
一朝一夕の努力で学費免除は、やはり甘い考えのようです。
たとえ学費免除とまではいかなくても、教育ローンより金利が低めに設定されている奨学金制度。
教育ローンを検討する前に、まず調べておきたい制度です。
「教育」という言葉を辞書で調べると、「他人に対して、意図的な働きかけを行うことによって、その人間を望ましい方向へ変化させること。」とあります。
教育とは、親が子に、教師が生徒に、師匠が弟子にといったように、一般的に上の立場に立つ人が、こうなって欲しいという願いをこめて未熟な人に行う行為です。
教育ローンの「教育」も例外ではなく、基本的には学費を必要とする学生本人が対象ではなく、その学生の保護者への融資となっています。
でも、日本で大学に入学する年齢は18歳以上。
法律的には20歳未満なので大人ではありませんが、もう自分のことは自分で考えて行動できる年齢になっていますよね。
学生の保護者対象である教育ローンに対して、学生本人が対象となる「学生ローン」というのがあるのをご存知ですか?
今のところ日本では、この学生ローン、消費者金融のみが使用している名称です。
日本での学生ローンとは、学生でも、バイトをしていてある程度の稼ぎがあれば返済能力がある、とみなしてクレジットカードを作ることができる、ということ。
でも、海外では違ってきます。
消費者金融に限らず、民間の大手銀行だけでなく、公的機関の学生ローンもあるくらい、広く普及しています。
日本で、自分の学費のために、学生本人が対象となっている貸与制度のことは、「奨学金」と呼びます。
が、海外では、この奨学金のことも「学生ローン」と呼んでいるのです。
日本では親が「教育ローン」で学費をまかない、学生本人は「学生ローン」でお買い物。
海外では、自分の学費を自分で何とかするための「学生ローン」。
なんとなく、海外の学生たちの自立した精神を感じてしまうのは私だけでしょうか・・・。